前回紹介した『串刺し 第一巻』が微妙だったので、「第二巻はきっと出来が良いだろう」と期待を込めてダウンロードしましたが……う~ん……
あちこち誤魔化しているところが、やはりとても気になりました。たとえば、怪人がシャドウブルーの腹部を串刺しにする際、シャドウブルーの胸から上ばかりを映し、肝心の腹部が映っていません。シャドウブルーが口から血を流すシーンは良いのですが、腹部の傷口もセットでしっかり映してくれないとリアリティーが無いんですよね。
それから、シャドウブルーが股から槍を突っ込まれて絶命する最期のシーンでは、口から飛び出した槍先の角度が変でした。しかも、金属製の槍先のはずなのに、妙にプルプル動いていて、ゴムか何かで作ったニセモノだというのが明らかでした。もう少し精巧に作ってくれないと、串刺しっぽさが上手く表現できませんよ。残念です。
唯一良かった点は、戦隊モノ特有のヘルメットを装着させ、それが壊れていたことです。破壊されたヘルメットの割れ目からのぞく女優の顔が苦悶に歪んでいて、如何にも戦隊ヒーローのやられシーンという感じでした。正義の味方が悪党に捕まり、拷問された挙句に血まみれになって息絶える、というのは子どもの頃からの夢でしたので。